【フジロック上級者】とは ①
フジロック【上級者】。
私のようなフジロック【中級者】には、決して到達できない域に君臨する人々。
今日は私の考えるフジロック【上級者】の話。
前回、フジロッカーで1番多い層は【中級者】だという記事を書いたが、
では、ほんの一握りの【上級者】とは一体どういった人達なのか。
説明するより先に具体例を挙げていこう。
・大雨の中、完璧なブーツとレインコートを装備した日本人を、圧倒的フィジカルで飛び越えていくTシャツにサンダルの欧米人
・深夜3時にヘトヘトになりキャンプサイトへ帰る途中に、今から入場ゲートへノリノリで向かうバイタリティ溢れた若いねーちゃん
・グリーンステージなんか見向きもしないで、3日間ヘブンにいる兄ちゃん(出店してる人か?)
・キャンプサイトで毎年いい場所に広々陣取って、「え、グランピング?」と、思わせる立派なベースを築いているおっさん達(関係者か?)
・そしてもちろん、毎年入場ゲートの1番近くに停めてるオレンジ色の外車の人(放置車両なのか?)
彼らこそがフジロック上級者である。
フジロック何回目だとかは関係ない。
きっとこれを見てる人全員、彼らの姿が頭に浮かぶはずだ。
彼らのような人と会場ですれ違うたび、
「あぁ〜、フジだなぁ〜。」
と、しみじみ思う。
彼らはただのフジロッカーではない。
彼ら一人一人が、みなとみらいで言う観覧車であり、赤レンガ倉庫であり、インターコンチネンタルホテルなのだ。
そりゃいくら、中級者が束になっても叶わない。
アウトドアファッションに包んだ中級者達は、「個」でなく「群」となることで初めてフジロックの景色となる。
スイミーみたいなもんだ。
「毎年行ってるから」とか、
「皆勤賞だから」とか関係ない。
そんな称号も圧倒的「個」を前にした時には、なす術なく「微笑む」ことしか出来ないのだ。
ちなみにハライチの澤部は【上級者】ではない。
フジのマスコットだ。
近くで見ると可愛い顔してるので、みんなも会場で会ったら写真を撮ってもらおう。
【上級者】の話しは次回も続く。