【フジロック上級者】とは ②
前回に続いてフジロック 【上級者】の話。
【上級者】=フジロックの【景色】
と、いう私見を述べたわけだが、
自分で書いといて何だけど、想像するとちょっと楽しい。
今までフジロックの【上級者】だと思ってた人達が、実はスマッシュに雇われてるサクラだと空想する。
彼らは好きで【景色】になってる訳ではなく、
ディズニーランドの待ち時間に楽しくストーリーテリングしてくれるキャラクターのように、
その場を離れず何度も何度も来場者に「これがフジロックだよー!ようこそ!」
と、説明してくれてるのだとしたら。
しかし、この空想はあながち間違っていないのかもしれない。
【上級者】を見てると、
少し「縛られてるのでは?」と思う事がある。
例えばキャンプサイトでグランピングをしているおっさん達は、もしかしてキャンプの居心地が良すぎて3日間ほとんどライブを観てないのかもしれない。
ずっとヘヴンにいる兄ちゃんは、実はグリーンのヘッドライナーが観たいけど、仲間の視線を気にして動けないのかもしれない。
オレンジ色の外車は、維持費がキツくて乗り換えたいのかもしれない。
【上級者】とは、ある意味【属性】だ。
フジロックのどれか一つを極めている人達だ。
それ故に、中級者の頃に出来ていた事が、
簡単に出来なくなっている、
或いは自分のテリトリーの外に踏み出せないでいるのかもしれない。
確かに3日間過ごしてライブを10組も見てない年も何回かあった。
見なくても楽しいのだ。
だけどだ。
だけど、やっぱり酒呑みながらライブを観た方が楽しい。
気取らず、縛られず、好きに過ごすのがフジの醍醐味だ。
と、まあ、勝手に【上級者】の心情を憶測し、勝手に自己問答したことを許してほしい
でも、
あと10年は【中級者】でいいや。