フジロック ’21を待ちながら

幻のフジロック 2020を経て、2021年の苗場まで。

【フジロック上級者】とは ②

前回に続いてフジロック 【上級者】の話。


【上級者】=フジロックの【景色】

と、いう私見を述べたわけだが、


自分で書いといて何だけど、想像するとちょっと楽しい。


今までフジロックの【上級者】だと思ってた人達が、実はスマッシュに雇われてるサクラだと空想する。


彼らは好きで【景色】になってる訳ではなく、


ディズニーランドの待ち時間に楽しくストーリーテリングしてくれるキャラクターのように、


その場を離れず何度も何度も来場者に「これがフジロックだよー!ようこそ!」


と、説明してくれてるのだとしたら。





しかし、この空想はあながち間違っていないのかもしれない。


【上級者】を見てると、

少し「縛られてるのでは?」と思う事がある。


例えばキャンプサイトでグランピングをしているおっさん達は、もしかしてキャンプの居心地が良すぎて3日間ほとんどライブを観てないのかもしれない。



ずっとヘヴンにいる兄ちゃんは、実はグリーンのヘッドライナーが観たいけど、仲間の視線を気にして動けないのかもしれない。



オレンジ色の外車は、維持費がキツくて乗り換えたいのかもしれない。



【上級者】とは、ある意味【属性】だ。


フジロックのどれか一つを極めている人達だ。


それ故に、中級者の頃に出来ていた事が、

簡単に出来なくなっている、

或いは自分のテリトリーの外に踏み出せないでいるのかもしれない。


確かに3日間過ごしてライブを10組も見てない年も何回かあった。


見なくても楽しいのだ。



だけどだ。


だけど、やっぱり酒呑みながらライブを観た方が楽しい。


気取らず、縛られず、好きに過ごすのがフジの醍醐味だ。




と、まあ、勝手に【上級者】の心情を憶測し、勝手に自己問答したことを許してほしい



でも、


あと10年は【中級者】でいいや。



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