フジロック ’21を待ちながら

幻のフジロック 2020を経て、2021年の苗場まで。

【フジロックで外国人と話そう】ケビンとの思い出

 

フジロックには出会いが溢れています。

 

特に海外の方との出会いが多いように思えます。

 

普段日本人気質が働いてなかなか話しかけづらい、でも英語で欧米人と話してみたい!という20代女子のアナタ。

 

 

今日はスーパー人見知りな私が、過去にフジロックで外国人と仲良くなった思い出を振り返ります。

 

「フェスで外国人と話したぁ〜い!」

 

そんな素晴らしい夢を持ったアナタに、少しでも役に立てば幸いです。

 

 

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あれは2009年のフジロックだったと思います。

その年のキャンプサイトは良い場所が取れず、だいぶ傾斜であったため、周りにもテントは数えるほどでした。

 

土曜の朝、友達と2人でビールを飲み楽しく話をしていると、

隣のテントから一人の男性が出てきました。

 

彼の名はケビン。

長髪で色白の外国人。

 

どうやら日本に来て間もない彼は、一人でフジロックに参加。

私たち同様に情報弱者であるが故に、大変立地の悪い場所にテントを張るはめになったようです。

 

しかしケビンは、まだ慣れない日本でも一人でフジロックに来てしまうスーパーメンタルの持ち主。

 

ニコニコと私達のテントに来て挨拶をかけてくれました。

 

彼もまた、私と同じく朝から空腹の胃に酒を流し込んでいたようで、とてもゴキゲンでした。

 

ケビンは英語で何やら話しかけてきました。

 

 

 

私は英語が話せないので日本語で受け答えをしました。

 

 

 

私は『郷に入れば郷に従え』精神なので、ケビンに対しても一切の甘えを与えず、終始 日本語で彼に話し続けました。

 

きっと、これまで話した日本人は、一生懸命拙い英語で会話してくれたのでしょう。

 

でもここは日本なので、私はそうは致しません。

 

しかしどうでしょう。

はじめは英語と日本語のお互い一方通行の会話でしたが、次第に意思疎通が取れてきたのです!

 

 

 

酒の力はすごい。

 

ビールの缶が空くほどに、ケビンとの心の距離が近づきました。

 

私達は大いに笑い合いました。

何度も何度も乾杯をしました。

 

でも、ケビンも間違いなく私が何を言ってるのか分かっていません。

 

私も彼が何に笑っているのか分かりませんでした。

 

でも、そんなことはどうだっていいのです。

 

同じ時間を楽しく共有できた。

それで充分。

 

ケビンはすっかり私たちに心を許したようで、

 

少し神妙な面持ちで本題に入りました。

 

 

 

「アノー、、、マリファナ、アリマスカ?」

 

 

 

ケビンが日本語で話してくれた!

これで正真正銘、心も言葉も通わせることができました!

これぞフジロックマジックです!

 

 

さあ、あなたもフジロック

そんな素敵な出会いにレッツトライ!

 

(ちなみに私達はもちろんそのような葉っぱは持っていませんので、丁重にお断りしました。ケビンは朝から酔っ払ってハイになってる我々を見て、「こいつらなら持ってるな」と思い、声をかけてくれたそうです。出会いに感謝!)

 

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写真はケビンではなくカフェ・ド・パリのダリ